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働きがいと働きやすさを追求!
社員を幸せにする「長府工産」の挑戦

画像:長府工産 代表取締役
長府工産株式会社 代表取締役社長 井村隆氏

少子高齢化が進み、働き方改革が叫ばれる時代。
社員の満足度向上は、企業の喫緊の課題です。
そんな中、下関市に本社を置く長府工産株式会社は、
社員の「働きがい」と「働きやすさ」を徹底的に追求し、目覚ましい成長を遂げています。

社員が幸せでなければ、顧客も幸せにできない

長府工産が経営において大切にしていることは、
社員が幸せでなければ、取引先も幸せにできない」という考えです。
「社員の声を真摯に聞き、彼らにとって何が大切かを常に考えています」
そう語るのは井村隆社長。

かつて社員の離職に悩んだ経験を持つ長府工産では、
社員が長く働き続けられる環境づくりを意識しています。

画像:長府工産

役員と社員が共に創る、理想の働き方

「出産というおめでたいことで、なぜ肩身の狭い思いをしないといけないのか。」

妊娠、出産、感染症や濃厚接触による欠勤が、
時に社員のキャリアを中断させてしまうことに対して、改善が必要だと感じています。

「自分の意思ではない退職」を強いられる社員を一人でも減らしたい――

この強い思いから、コロナ禍には、濃厚接触などによる欠勤を「休み」とは扱わず、
社員の生活基盤が揺らぐことのないよう配慮していました。

また、妊娠や出産に関する制度は、社員と共に考えて作りました。
時短勤務や半日有給など、現場の声が反映された、より使いやすい制度が完成したとのことです。

画像:長府工産

また、突然の休みが発生しても業務が滞らないよう、情報共有を徹底し、
社員が安心して休める体制も整えています。
男性の育児休業取得率は、2028年3月末までに50%以上にするという高い目標も掲げていて、今後は、男性社員が育児に積極的に関われる環境整備にも力を入れていく予定です。

物も心も幸福な職場に

画像:長府工産

社長は「社員の物心両面における幸福」を追求する姿勢を徹底しています。
これは、物質的な豊かさだけでなく、精神的な充実も大切にするという考え方です。

全社会議では、約200人の社員に感想や要望を提出してもらいます。
その意見に社長自らすべて目を通すことで、社員一人ひとりの声に直接向き合い、会社全体の課題を把握し、改善へと繋げています。

役員と社員が共に創る、理想の働き方

社員一人ひとりの日々の努力が、利益に繋がり、賞与という形で還元されています。

昨年度の年間賞与は、なんと10.15ヶ月分を達成しました。

さらに、就職から2年経過した社員に自社株をプレゼントするユニークな制度も導入しています。

これにより、社員一人ひとりに「会社を成長させる一員」という意識が生まれ、
かつて赤字の時期もあった業績が、なんと15倍へと成長しました。

性別も役職も関係なし!

長府工産は、性別や職種にとらわれず、誰もが希望する仕事に挑戦できる環境です。

画像:長府工産

工場では、従業員一人ひとりの挑戦したいことを尊重して、
女性の溶接工が活躍するなど、多様な働き方が実現されています。

「誰もが活躍できる」職場環境

工場では、年齢や性別を問わず、社員がイキイキと働いています。

画像:長府工産
画像:長府工産

イキイキと働ける秘訣は、社員同士の繋がりと、作業場の整備。
誰もが快適に働けるように、作業場には、たくさんの送風機が設置されています。

画像:長府工産

さらに、従業員の体調にも気遣い、塩分補給ができる塩タブレットも設置しています。

価値提供も妥協しない

「顧客を感動させる」という高い目標を掲げ、見積もりは原則即日返答を徹底するなど、
期待を超える迅速かつ丁寧な対応を実践しています。
このスピード感と質の高さは、社員一人ひとりがモチベーション高く業務に取り組んでいるからこそ実現できること。
社員の幸せが、顧客の幸せに繋がっています。

画像:長府工産

地域と地球に貢献する「長府工産」の挑戦

地域に根差した企業として、社会貢献活動も行っています。

画像:長府工産

かつて石油ボイラーを扱っていた長府工産は、現在では再生可能エネルギーの有効活用をコンセプトに事業を展開。
カーボンニュートラル達成に向け、再生可能エネルギー関連事業の推進も行っています。

また、地元、山口県出身の柔道家、原沢久喜選手を支援するなど、地域スポーツの振興にも貢献しています。

社長が描く未来のビジョン「会社を大きく、そして強くすること」

画像:長府工産

井村社長に話をうかがうと、社員一人ひとりを大切にし、ともに成長していきたいという強い思いが感じ取れます。

社員がイキイキと働くと、会社全体が活気に満ちる。

長府工産は、社員の幸福を追求することが、顧客の満足度を高め、地域社会、
そしてSDGsへの貢献に繋がると信じ、新たな挑戦を続けています。

絵本プロジェクトに期待すること・伝えたいこと

画像:長府工産

「元々石油ボイラーを製造しており、SDGsの観点からは逆行する事業を行っていた」と話す社長。
しかし現在は、再生可能エネルギーを生成、貯蓄し、効率的に利用するというコンセプトのもと、事業を展開しています。

「えほんプロジェクト」を通して、地域の人たちに長府工産の取り組みを知ってほしい、
そして、環境や地域について考えてほしいと期待しています。